真面目系クズの備忘録

生まれてこのかたずっとぐうたらしてたらコミュ障で人生積みそうな底辺の社会人3年目人生奮闘記

人生をまじめに頑張る

育ちはあまりよくない

 

ずっと団地で育った。世の中の底辺が集まる場所。

 

通学団の一つ上の学年は半分が中卒で働いていた。

同じ学年だったのは2人だけだったが、そいつは定時制高校をいつの間にか中退してた。

 

ゲームを買ってもらえず、いつも隣で友達が遊んでいるのを眺めていた。

家に本はなかった。本屋は近くにあったからずっと立ち読みしていた。

月に千円ぐらい貰える小遣いは、遊戯王やデュエマカードを買うこともあったけど小説を買う方が多かった。

 

はした金で買ったカードじゃどうせ友達には勝てない。

一冊の小説を5回も10回も繰り返し読み返した。

読見返すたびにワクワクした。

ボロボロになった文庫本を今読み返してもなぜそんなに熱中できたのか分からない。

たぶん本を読む以外の娯楽を知らなかったからだと思う

 

小中高と公立だった。塾には行かなかった。

行くようなお金もなかった。

塾の話題を話しているクラスの友達が羨ましいこともあった。

 

中三になって初めて模試を受けたら意外と勉強ができることが分かった。そのまま地域で一番の高校に進んだ。中学受験しなくても済んだのは田舎ならではの良さだと思う。

 

高校は通学時間の長さにうんざりして何度もやめたくなった。

高2の時部活の全国大会で初めて東京に来て、早々と負けた後顧問と大学を見学して回った。

なんか勉強を頑張る気になった。そこからは一直線。休みの日はずっと図書館で勉強した。無事第一志望に受かった。

 

大学に受かってからやる気を失った。なんだかんだ色々あったけど無為に過ごした時間も多かったなと思う。

 

4年生になったときに精神を病んだ。親も当時付き合っていた彼女も励ましてくれたけど逆効果だった。結果留年した。

 

レールに乗った人生は嫌だとぼんやりと考えていたけど、レールから外れた恐怖は実際に外れてみないとわからない。

せっかく積み上げてきた実績が一瞬にした消え去ってしまうというのは結構身に堪える。

 

家にこもってたらやばいと思って、四国を一か月かけて一周した。少し気力が回復した。

おかげで就活はギリギリ間に合った。内定先も一流企業。なんとかレールに戻れた。

 

自分は独りだ。東京で生まれ育った彼らのようなネットワークは自分にはない。

だからこそ人よりも2倍頑張らないと人並みに人生は送れないんだ。

 

大学に受かった後は有頂天になって、そのことをすっかり忘れていた。

だからこそ戒めとしてここに記しておく。

 

自分の立ち位置を把握し、最善の選択をするしかない。誰かが言ってたけど人は自分の持っている手札で勝負するしかない。

それを忘れ必要以上に背伸びをすれば痛い目を見る。東京では特にそうだ。上を見ればキリがない。

 

レールに乗ることは決してつまらないことじゃない。レールに乗っていることである程度のリスクはヘッジできる。機が熟せばアップサイドを目指せる環境もある。

実績も経験もないのにレールを外れて活躍できるのはとてつもないネットワークとバイタリティーを持っている人だけ、自分にはどっちもない。

 

不器用な人間はコツコツ真面目に少しずつ努力するしか道はない。今までもそうしてきたし、それが最善の選択。

楽して成功するなんて絶対考えないこと。

 

自分の使える手札を増やして勝負のタイミングを見極める。

それが遠回りのようで一番の近道

 

部屋の掃除、頑張ります。