真面目系クズの備忘録

生まれてこのかたずっとぐうたらしてたらコミュ障で人生積みそうな底辺の社会人3年目人生奮闘記

優秀な弟を見て

かなり年の離れた弟がいる

 

今年から中学生になった。

かなり優秀だ。

 

入学して最初に受けた学力テストで学年一位。

さっき電話が来て中間テストは5教科で480点だったらしい。

500点満点で480点。普通にすごい。

 

僕が中学時代に480点も取れた記憶もないし、学年一位も取ったことはない。

入学して2か月で超えられてしまった。

 

映画を一本見た。「シングストリート」

経済が低迷するアイルランドの高校生が年上のお姉さんにモテるためにバンド活動を展開していくストーリー。

本筋ではないが主人公のお兄さんにとても感情移入してしまった。

「俺が開拓した道をお前は歩いているだけだ!」

 

僕が小さいころ住んでいたのは公営団地。習い事もほとんど行かせてもらえなかった。

今でも字が汚いのが本当にコンプレックス。今更どうしようもないけど。

 

弟は水泳に習字、発明クラブに野球といろんなことに参加することができた(本人は乗り気ではなかったとはいえ)

家も公営団地から新築の一戸建てに引っ越した。

 

実家に戻って弟が習字教室で書いた優秀作品がかざってあるのを見ると何とも言えない感情になることがある。

 

もちろん弟は好きだし両親を恨むつもりはない、当時はしょうがなかった。

 

けど、「俺が苦労して切り開いてきた道をお前は進んでるだけだ。なのにお前は褒められて俺は笑いものだ」と突き放した兄のショーンのセリフが今も頭の中をぐるぐると回っている。

 

もし僕が東大に行けていなかったら今はどんな気持ちになっているんだろう。

もし僕が映画の中の兄と同じようにニートになってしまっていたら作中と同じように弟を応援することができただろうか。

 

ふとそう思う。